shaula

愛すべき赤の他人

柄じゃない

 232日もほったらかしていたブログのことを思い出した。

 留守にしている間、いろんなことがあった。デイライ協奏楽団を語ったユニゾンファンの記事なんか、すてきなコメントをいただいていた。ありがたい(ライトフライトのこと、書きますね)。

 

 

 柄じゃないから、と飲みこんだ言葉があまりにもたくさん溜まってしまった。

 

 知らない人にしか読ませるつもりのなかった文章たちだけれど、知らなくない人にも打ち明けようと思う。ここを見つけてくれた知らないあなたには、少しずつぼくの素性を明かしていこうかと思う。

 わけを少し話す。

 人付き合いの中で道化の役を買って出ていたら、だんだん自分がどんな人間なのか忘れてしまった。この232日、いや、おそらく1000日くらいでぼくは致命的なミスをした。キャラはすっかり染みついて引き返せないところまで来てしまったし、失うものが無くなるまで自分の価値を売り払ってしまったし、大事な人にどう思われたいのかももうわからない。

 誰かのせいにしようとは思わない。誰かのせいにしたいところだが、共犯に自分自身の名前が上がることをぼくは知っている。不幸だと触れ回るつもりもないし、空元気を続けてみせる余裕もない。ただ、ここ693日間続いている片恋があって、そのおかげで歪んだ考えかたが良い方向へと治ってきている。ぼくが誰かも、どんなふうに喋るのかも、本当は何を考えているのかも、もう隠す必要はないのかもしれない。

 

 知らない人にとっては相変わらず知らない人の独り言で終わるのだろうけれど、知らなくないきみにとっては打ち明け話になるかもしれない。けれど、ネットの海に投げるボトルメッセージに記名が見えるようになっても、書き方を変えるつもりはない。変えるのは柄のほうにしようと思う。柄を決めるのはわたしだって田淵智也も言ってた。

出典:

let me say!!

let me say!!

 

 そういうわけで、こっちはなんとか生きている。気が向いたらで構わないから、また会いに来てくれると嬉しい。